ペコペコ!ニューヨークレストランレビュー

pecopecony.exblog.jp
ブログトップ
2009年 09月 25日

PUBLIC


210 Elizabeth Street
212-343-7011
http://www.public-nyc.com/

Map

お洒落なブティックやカフェが立ち並ぶノリータにある
オーストラリア/フュージョン料理レストラン「PUBLIC」。
2009年のニューヨーク版ミシュランで1つ星を獲得したことでまた注目を集めた。
キャンドルがたくさん灯されている店内はロマンチックな雰囲気だ。デザインはNYの
人気デザインオフィス「AvroKO」が手がけ、木とレンガ、そしてオレンジ色の
電球から生まれる温かみが心地よい。落ち着きがありすっきりした内装は、
シックだがモダンで異素材のミックスが美しい。壁には店内を一層広く感じさせる大きな鏡。
その鏡越しに周りのダイナー達の様子をうかがうのも面白い。

シェフのブラッド・ファメリエ氏は、ロンドンで「ヨーロッパのフュージョン料理の父」と呼ばれる
ピーター・ゴードン氏の元で修行を積んだ実力の持ち主。又、北アフリカや南アジア、
そして日本への滞在といった海外の食経験も彼のメニュー作りに大きな影響を与えている。

メニューにはフュージョン料理らしい新しい味との出会いと驚きが並んでいる。

例えば「スイカの刺身のチーズ添え」。スイカ、バジル、七味にチーズという
意外な組み合わせだが、これらの組み合わせを一緒に食べると、
スイカの甘さが引き立つ。パラッとかけられたカボチャの種の香ばしさのアクセントも軽やかだ。
口の中で全てが混ざると味がひとつになり、料理が完成するような感覚だ。
また、ウナギとモヤシを和えた一品は、脂の乗ったウナギと
しゃっきり感のあるモヤシを更にうずらの卵で包み込んだ一品。
卵のまろやかさが全てを調和してくれる。卵とウナギという スタンダードな
組み合わせだが、 日本食とは違った仕上がりが楽しめる料理だ。

帆立、牡蠣、アンチョビのシーフード三種は、 ひとひねり加えたソースと
調理法のバランスがとても良い。和洋文化が混ざり合った小皿で、
小気味良くワインと共に楽しめる料理。 その中でもお勧めは、
揚げられたオイスターはシソに包んで頂く一品。さんしょう、
わさびと柚子のソースという馴染みのある素材も、和食とはひと味違う風味に仕上げられ、
白ワインと頂いてもしっくりくる。 シソの香りも心地よい。

また、「飲み物を楽しみながら」ということへ気を配り、カクテルとワインに力を入れる。
必要であればワインディレクターが、食事とのペアリングを考慮した飲み物を丁寧な説明と
合わせてお勧めしてくれるのもうれしいサービスだ。現在メニューにあるカクテルのお勧めは
「Kiwifruit and Green Tea Fizz」。ヴォッカとキウイフルーツ、ニュージーランド産マヌカハニー、
緑茶の入ったドリンクだ。緑茶とヴォッカの組み合わせにハニーのまろやかさが
加わったユニークなバランスが魅力的な味だ。そしてもう1つ、テキーラにレッドチリ、
ライム、オレンジ、グアバが加わった「Guava and Red Chili Mararita」も魅力ある一品。
グアバや柑橘系フルーツが混ざり、さっぱりとした甘さ。チリのピリッとしたアクセントが特徴だ。

デザートは果物の味がそのまま生かされ、自家製のシャーベットなどを取り揃える。
チョコレートも自家製で、デザートでは5種類の様々なチョコレートが用意される。
ローズマリー入りのトリュフや、塩味ポップコーンのチョコレートがけなど、
めずらしい味が楽しめるのもこの店の魅力だろう。

料理やカクテル、ワインが運ばれてくる際、ウェイターがおすすめの食べ方や
食材の詳細などを教えてくれるのもうれしい。無国籍料理というよりもシェフの
情熱とアイデアがつまった味の芸術作品のような一品一品が味わえる、
そんなレストランだ。

e0107450_4504824.jpg
e0107450_451744.jpg



ペコペコウエブサイトはこちらから!www.pecopecony.com



[PR]

by pecopecony | 2009-09-25 04:57


<< Double Crown      El Paso Taqueria >>