2011年 05月 07日

Bao Noodles

391 2nd Ave between 22nd &23rd
212-725-7770
www.baonoodles.com

ベトナム料理といえば、生春巻に代表されるように、野菜をふんだんに使い、ヘルシーで
日本でもなじみのある料理だが、本格的なベトナム料理をなんと日本酒とマッチング
させてしまったのがこのお店の特徴だ。

というのも、オーナーのクリス・ジョンソン氏は、日本の酒蔵で2年間修行をし、
利き酒師の免許を持っているのだ。そんなクリス氏だからこそなしえた夢のコラボレーション。

このクリス氏の自慢のお店の名前は 「Bao Noodles」。店の雰囲気は、
フレンチビストロを連想させるむき出しのレンガの粗野な感じと、
グラフィティー調のペインティングが共存するNYのダウンタウン的な感じ。
小さめのテーブルが並び、席数は30席ほど。それにカウンターが
10席程度並ぶこじんまりした隠れ家的なお店だ。照明は暗めで、
各テーブルのろうそくの柔らかい明かりが、ベトナムのメコン川の
夕暮れを連想させてくれる。

そんな「Bao Noodle」にて提供されるクリス氏のお勧めメニューを紹介する。
食前酒のお勧めのカクテルは「Cucumber Rosemary」。その名の通り、
キュウリとローズマリーの一品。ローズマリーを漬け込んでおいたカクテルで、
とっても香りがよく、胃を気持ちよく刺激してくれる。飲む直前にふわっと
ローズマリーの香りに包まれる食前酒として程よいカクテル。

前菜はやはりベトナム料理の人気定番、「サマー・ロール (生春巻)」。
中にはえびと、焼き鳥が入っており、甘辛い味が特徴。ライスペーパーに炭火で
調理された鶏肉の香ばしさ…どこかしら日本料理に通じるものを感じるこの一品、
日本酒がとてもよく合うのも納得だ。


前菜からのもう一品は、「ロリポップチキン」。 コーヒーの缶に盛られたユニークな
プレゼンテーションが愛らしい。 一見ポテトフライのようだが、中身はタロイモ、
ガーリックバターが効いた味とタロイモの独特の甘み、そして粘る食感がとても病み付きになる。
甘辛い味付けの骨付きチキンのから揚げを食べたあと、日本酒が口をさっぱりとしてくれる。
驚くほど相性がよく、お酒がすすむ。

シーフードの一品は「レモングラス シュリンプ」がお勧め。
大根の千切りのように見えるのは実はパパイヤ。大きなえびのぷりぷりとパパイヤの
シャキシャキ感、レモングラスのさわやかな感じが良い。

もうひとつお勧めのシーフード料理は、「アイロン ポット ブレイズド フィッシュ バサ」といわれるもの。
ベトナムでは一般的な白身魚で、フライにしてから、甘辛く煮込んだ料理だ。
鉄板で熱々の状態でサーブされる。すき焼きのような味で、これもまた日本酒がすすむ。
この料理には「吉野川」という新潟のお酒がお勧めだそうだ。
なるほど、甘辛さに負けないしっかりとしたお酒の味を楽しめる。

シメはやはりフォー。 今回は「スパイシー ビーフ&ポーク フォー スタイル」をチョイス。
通常のフォーの麺より太目の麺だ。熱々のスープの上のレモングラスの香りが
湯気ともにさわやかに漂う。さらに、お好みで、もやしをトッピングし、
ライムを少し搾るのがお勧めだ。おなかいっぱいでもさわやかな香りととも
にさっといただけてしまう。

なんといっても日本酒がベトナム料理とこんなに相性がよいというのは
本当に新しい発見だ。またここのお店は、日本酒だけでなく、ビールと、
フランス産のワインも楽しめる。ベトナム料理は中華の影響を受けつつ、
フランス料理の影響も受けており、さらに独特の香草をふんだんに
使うことで独自の料理に進化してきた。それ故に、ベトナム料理と
フランスワインの相性も良い。次回は是非、ワインに合う料理をいただきたい。

日本人にとってどこかなつかしく、それでいてベトナムの独特の雰囲気と
本格料理を気軽に手ごろなお値段で楽しめるのがBoa Noodle。
隠れ家的な店の雰囲気で、一人で気軽に食事とお酒を楽しむこともできる。
日本語もばっちりの気さくなクリス氏に相談すれば、日本酒のことをさらりとレ
クチャーしてくれることだろう。 日本酒を新しいスタイルで楽しみたい方に是非お勧めのお店だ。



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by pecopecony | 2011-05-07 03:27 | ベトナム


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