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2013年 03月 15日

Tipsy Parson

156 9th Ave New York, NY 10011
Phone: 212-620-4545
www.tipsyparson.com

観光地として人気のミートパッキンング地区とチェルシーの間にあるレストラン「Tipsy Parson」。バーカウンターが14席、テーブルには25席という小さな店内は薄暗く落ち着いた雰囲気が漂う。まウエストチェルシーという街の散策や観光の合間にぶらっと立ち寄る、というのに最適なロケーションのため、週末のブランチで人気の店である。マネージャーのStephen氏は「ロケーションには恵まれたと思うよ。観光客があまり多いレストランになってしまうと、地域の人はあまりお店に来たがらなくなってしまう。程よく観光地から離れている事で観光客と地元のお客様とのバランスが旨く取れた店になったのだと思うよ。またギャラリー多いウエストチェルシーに位置するため、パーティーやイベントがギャラリーで行われる際には、アートやファッション関係の人たちが使ってくれるというのも嬉しいね」と語る。店の奥にはバックルームもあり、客の多い週末やプライベートいベントに良く利用されている。コミューナルテーブルが中央に置かれたこの部屋、ドローイングで装われた皿や鏡が壁一面に飾られ、ニューヨークらしいクラッシックさとキュートさが共存する魅力的な空間に作り上げられている。

地の利の理由もあってブランチで人気の店であるが、この店で人気なのがバーフードだ。メニュー内では「Snacks」というカテゴリーで記され、仕事帰りに食事をしないでバーで一杯を楽しむ方などに重宝されている。この「Snack」には、決してヘルシーとは言いがたいが、お酒のツマミに最高なメニューが揃う。例えば、フライにしたピクルスをバターミルクディップにつけて頂く一品。かりっと仕上がったピクルスの食感と酸っぱさがバターミルクディップの濃厚な味わいと程よく口の中で溶け合い、ビールを飲みたくさせる。また、「Spicy boiled peanuts」は殻ごとピーナッツをゆでたシンプルな一品。アメリカ版の枝豆のような味わいで、この店のものはお酒に合うようと少しピリ辛に仕上げられている。

また「SNACKS」のセクションではないが、前菜のメニューに並ぶ「Bourbon Chicken Liver Mousse」もお薦め。鶏のレバーを使ったムースをかりっと焼かれたポテトブレッドに載せて頂く一品である。サイドに添えられたグリーントマトのマーマレードは少し載せて頂くと新たな風味のアクセントとなり、更にこの一品を楽しむ事ができるだろう。

バーテンダーお薦めのドリンクはTipsy Parlmer。当店一番人気のカクテルで、べースとなるお酒をスウィートティーヴォッカ、もしくはスウィートティーバーボンから選んでから作ってもらう。レモンとミントの爽快感が特徴のリフレッシュなドリンクだ。また、Porch Swing Swizzleも人気のドリンク。バーテンダーお薦めのバーボン、カリブ産のリキュール、Velvet Falerunm、ジンジャージュース、ミントシロップ、ジンジャービールを使ったカクテルだ。ジンジャーのぴりっとした爽快感が感じられる一品。

お酒のお供という視点から紹介させて頂いたTipsy Parsonであるが、勿論、その他のメインの食事にもこだわっている。シンプルな料理が多いが、付け合わせ、ソースや調理の仕方にこだわって、どれもきちんと作られているのが伝わる。

新しいもの好きなニューヨーカーが牽引するレストランシーンにおいては、いかに人気の店でもその存在感を維持するのは大変である。一時的なメディアの騒ぎに惑わされず、良い食事と雰囲気を提供する事でしっかりとした人気を確立するのがレストランの本筋である。レストランのトレンドの移り変わりの激しいニューヨークにおいて忘れがちな、このような当たり前な事をふと気付かさせられる、ここはそんな店である。店名の「Tipsy Parson」とは「ほろ酔いの牧師」の意味。この店で食事を堪能した後は、そんな感じで店を後にすることだろう。


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by pecopecony | 2013-03-15 03:18 | アメリカ