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ペコペコ!ニューヨークレストランレビュー

pecopecony.exblog.jp
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2010年 12月 16日

Chop Stix Restaurant

3790 Nostrand Avenue Sheepshead Bay, NY 11235
718-891-0391
www.chopstixofnyc.com

ブルックリンの最南端、コーニーアイランドの東側のエリア、シープスヘッドエリアにあるアジアレストラン。
オーナーシェフのジョージ・ウォン氏は、10代の時に中国からアメリカへ移民。
ニュージャージーの親戚のチャイニーズレストランで働き始めたのが、
彼の食業界でのキャリアの始まりだった。

レストランで働きながら、アメリカの中華料理がどの店も同じメニューを
出しているのを目の辺りにする。オリジナリティーのある料理を作り出すため、
また自分のレベルアップのためには、料理の基礎をアメリカの教育機関で学ぶことが
必須と考え、マンハッタンのアート・インスティチュート・ニューヨークに入学。
料理はもちろんのこと、レストランマネージメントも学ぶ。数々の料理大会にも出場し、
金賞に輝く。その後、料理学校の最高峰、カルナリー・インスティチュート・オブ・アメリカでも
受講を続け、自らの知識と技術の向上に努めた。

学んだことを生かし、「CHOP STIX RESTAURANT」をオープン。
もともと小さなチャイニーズレストランだった場所を改築。メニューも増やし、
寿司や和食もメニューに加えた。「このあたりでは、お寿司を食べられるところが少ないんです」と語る
ジョージ氏。このエリアで育った彼は、地元に質の良い料理を提供できるレストランを作りたいと考え、
このレストランのコンセプトを生み出すに至った。

メニューは、中華料理、寿司を中心に、ベトナム、タイ、シンガポールなど、様々なアジア料理が並ぶ。
寿司は、握り寿司はもちろんのこと、ロール系も充実。マンハッタンだと通常、1つのオーダーで一貫だが、
ここでは二貫の値段が1オーダーの設定となっているのはお得感がある。
またデザートも本格的で、ジョージ氏の料理学校時代の級友がペイストリーシェフを担当。
アジアレストランでホームメイドのクレームブリュレやチョコレートムースが食べられる所は珍しい。

ぶらっとコニーアイランド周辺に足を伸ばした際に、もしアジア料理が食べたくなった時には
お勧めのレストランだ。

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# by pecopecony | 2010-12-16 14:01 | 中国
2010年 12月 08日

Takashi

456 Hudson Street
http://takashinyc.com/index.htm
(212) 414-2929

チェルシーに登場した今注目の焼肉屋、「ヤキニクタカシ」。オーナーのたかしさんは、
3年前にニューヨークへやってきた。その前は12年間、大阪、京都、東京で料理人として
腕を磨いてきた。実家の大阪に帰る予定にしていたが、新天地で新たな挑戦をしてみたいと思い、
旅行で訪れたニューヨークが気に入りこの地でレストランをオープンすることにしたのだ。

日本食レストランの多くあるニューヨーク。その中でも専門店がちらほら登場し始めたころ、
ホルモン焼の専門店がまだないというところに目をつけたのがオープンのきっかけ。
壁にはかわいい絵と英語で焼肉にまつわる話がかかれていて、まるで絵本を見るよう。
大阪のイラストレーター、ハセガワ・アヤさんがこの心温まるイラストを担当。
焼肉、しかもモツ系の専門店なので、幅広いお客様に親近感を持ってもらうためにというコンセプトだ。

マッシュルームウッドを使用したオリジナルのテーブルと椅子。中央のオープンキッチン。
席数は42席。テーブル席とカウンター席がある。カウンターではカップルや友達2人で
こじんまりと焼肉を楽しむことができる。4名以上の方のみだけ予約を受け付ける。

各テーブルには日本から仕入れた七厘ならぬ「八厘」というグリルが設置されている。
肉のジューシーさを中に閉じ込めながら、炭火で焼いた時のように焦げ目が付かず、
焼き加減も最高。肉の縮みも少なく、煙も少ない。しかも各テーブルに煙吸引機が
設置されているので、匂いが付かないのは嬉しい。

「お肉はすべて特上レベル。これだけのおいしいホルモン焼の店は
日本のレベルより高いと思います」と語るたかしさん。全米のお肉を1年もかけて食べ歩き、
納得のいく食材を探したというこだわり。メニューはシンプルに、8品の生系前菜と15品の焼肉。
ご飯ものは「バクダン」と呼ばれるゴマの葉と韓国海苔のおむすびがある。


人気の前菜は「Beef Niku Uni」。韓国のりのうえに、しそ、生肉の薄切り、
そしてうにがのっている。この生肉は「ざぶとん」と呼ばれ、牛1頭から約2キロしかとれない
貴重な部位。のりですべてを包みこんで山葵醤油でいただく。
まずはうにの甘みが口に広がり、肉の食感、のりとごま油の風味そしてフィニッシュの味わいは
シソのアクセント。各食材がお互いの味を邪魔せず、見事なコンビネーション。

焼肉屋ではあるが、野菜料理の一品、「季節のナムル」は必ず食べていただきたい1品。
お肉では表現できない季節感を感じて頂くために考案された1品。グリーンマーケットで、
たかしさん自らが選んだお野菜を1つ1つ丁寧にそれぞれの野菜にあった味付けでナムルにする。

もちろん、メインのお肉は、食べた瞬間に舌で納得させられる。ロースは肉のうまみが
すべて詰まっており、口の中でとろけるようだ。てっちゃん、しびれ、みの、レバー、
ハツがセットになった「ホルモンの盛り合わせ」は人気の一品。臭みもなく、食感、
歯ごたえも楽しめる。

デザートはマダガスカル・バニラビーズンを使用したソフトクリーム。抹茶、ほうじ茶のソースを
掛けていただく。甘さ控えめでお肉を食べたあとでもしっかりいただける。
女性同士でも気軽に入れるホルモン焼肉専門店。
日本でも見かけないニューヨークならではのコンセプト。選び抜かれた美味しいお肉を
じっくり大切に焼きながら一枚一枚味わって食べたくなる焼肉店だ。

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# by pecopecony | 2010-12-08 07:18 | 日本
2010年 11月 30日

Tiella


1109 First Avenue
212-588-0100
http://tiellanyc.com

アッパーイーストサイド、マンハッタン側のクィーンズボロブリッジのたもとにある小さなイタリアンレストラン。
繁華街からはずれ、静かな住宅街の一角にあるこのレストラン。
ナポリ出身のシェフ、カステヤーノ氏と共同経営者のコッポラ氏が、
オーセンティックな味をニューヨーカーに提供している。

是非トライしていただきたい一品は、豪華な具材がたっぷりのったミニピザ「LA TIELLA」。
イタリアから輸入された小麦粉で作られたピザ生地の上にトリュフや生ハム、
バッファローのモッツアレラチーズ、フォアグラたっぷりのっている。
通常のピザよりサイズが小さめなので、シェアして食べれば、
パスタやメインコースにたどりつく迄にお腹が一杯になることはない。

パスタも、イタリアから輸入した小麦粉を使ったホームメイド。ズッキーニソースと、
ズッキーニの千切りを揚げた物が上からガーニッシュとして振りかけてあるオリジナルの
ボンゴレスパゲティー。こちらの一品はアルデンテにゆでられたパスタと伴に、
ズッキーニの食感も楽しむ事ができる。

グレープフルーツとロブスターのリゾットはユニークな1品。グレープフルーツの
果肉と弾力のあるロブスター。軽く調理したグレープフルーツの皮を
千切りにしたものがちりばめてあり、一瞬生姜をたべているのかな?と思う。
酸味を巧く利用した味付けは、あっさりとした口当たりを醸し出し、
ついつい、2口、3口とスプーンを口に運んでしまう。

メインコースは、魚料理にフォーカスしながらも、抜かりなく肉料理も用意している。
ブランジーノ(地中海でとれる白身魚)をグリルしたものが茄子の上にのせられ、
熟成バルサミコ酢がちりばた料理は人気の一品。

こじんまりとしたレストランだが、近所の住人の利用者が多く、とてもアットホームな雰囲気。
家族、友達同士またはデートにもぴったりのレストランだ。

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# by pecopecony | 2010-11-30 22:56 | イタリア
2010年 11月 19日

PERBACCO

234 East 4th Street
212-253-2038
http://www.perbacconyc.com/index.html

イタリア語で「すごい」を意味するPERBACCO。イーストビレッジの喧騒を離れ、
住宅街に佇む隠れ家的イタリアンレストラン。扉を開けるとレンガの温もりが優しい雰囲気を演出。
常連客が集うアットホームな空間で会話と料理とワインが楽しめる。

エグゼクティブシェフのサイモン・ボネリ氏は2年前、北イタリアのモデナにあるミ
シェラン2つ星レストランのオステリア・フランチェスカーナからニューヨークへやってきた。
イタリアに伝わる郷土色豊かな料理を現代風に繊細かつ大胆にアレンジし、
オリジナリティーで勝負する。

前菜の「Crème Brulée di Parmigiano Reggiano」はイタリアチーズの王様との
呼び名のあるパルミジャーノチーズのクリームブリュレ。
本来はデザートで食べる一品だが、これは前菜で頂く。18ヶ月熟成された
パルミジャーノチーズは濃厚で芳醇な味わい。ワインにもよくあう一品だ。

「Salciccia di Gamberi e Capesante」はエビとホタテのソーセージとひよこ豆のスープ。
ピリっとした少し辛いスープで秋の寒さを吹き飛ばす体の中まで温まる一品。
辛党の人はスプーンに乗せられている辛味ペーストの追加をお勧めする。
「Roast-Tuna」は伝統的な90年代のイタリア料理。旨味の強いうす切りし

たローストツナと赤唐辛子がピリッと効いたオリーブオイルのかかった一皿。
オリーブオイルのさっぱりとして爽やかな風味がツナの奥深い味を更に引き立たせる。
日曜日から、水曜日まではお得な3コース30ドルのベジタリアンコース、
3コース40ドルのテイスティングメニューもあり。

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# by pecopecony | 2010-11-19 05:37 | イタリア
2010年 11月 12日

Kasadela

647 E 11th St
212-777-1582
http://www.kasadela.com/

アルファベットシティーの東、アベニューCに近い11th ストリートにある居酒屋。
2003年9月のオープン以来、日本酒と美味しい居酒屋メニューを提供している。
入り口を入るとまずバーエリアがある。カウンター席でお酒と食事を楽しむ人もいる。
右側がダイニングエリアとなっており、壁のむき出しになったレンガ、
壁にかけられたレトロなポストカード、手書きのメニューがとても暖かい。

人気の一品は$8.75で8本もついてくる「手羽先」。ボリュームと手ごろな値段設定は嬉しい。
また、カリっとした手羽先には醤油、ガーリックベースのソースに黒コショウがかけられ、
パンチの効いた味は病み付きになること間違いなし。この手羽先とビールだけを目当てに
来る客も少なくない。

ひじきサラダ、サイコロステーキサラダ、スパイシーマヨネーズが添えられた
ロック・シュリンプ天ぷらも好評のラインナップ。これらの定番メニューに加え、
季節の食材を使ったスペシャルメニューも登場する。メニューアイテムはそれほど多くないが
その理由は、一品、一品手を抜かず美味しい料理を出すためだとか。

笠寺では、日本酒を多く取り揃えている。グラスでいただけるものは17種類、
そしてボトルでオーダーできるものが16種類ある。季節ごとにスペシャルのお酒もメニューに加え、
何度足を運んでもいつもなにか違うものを楽しめる。

スタッフはとてもフレンドリー。アットホームな雰囲気で、どこか懐かしくホッとするこの店で、
美味しい料理とお酒を共に気の会う仲間と楽しいひと時を過ごしてみては。


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# by pecopecony | 2010-11-12 01:35 | 日本